きっとわかってくれる人はいるはず。困ったら立直です。
麻雀をやっている人ならだれでも聞いたことがあるであろう言葉。オカルト、デジタル、最近ならアナログ。
ここでいうオカルトとはそれぞれ独立しているはずの事象が関係があるととらえることとする。
少なくとも自分は麻雀においてオカルトは一切考えない。前局で放銃しても次局がアガれないとは限らないし、相手の立直をかいくぐって聴牌料を入れたとしても、次に手が入るとわけでもない。
こんな風にオカルトとは無縁だと思っていたが、私生活はオカルトの塊だった。たとえば、リーグ戦やタイトル戦の前にはいつもゲンを担いでなか卯かつ丼を食べている。
頭では理解している。別にゲンを担いだってそのあと起こる事柄には関係はない。他にも
お守りなんかもつい買っちゃう。縁結びのお守りを買ったからと言って別にだれかとの距離が近づくわけでもない。じゃあなんでお守りを買ってしまうのか、ゲンを担いでしまうのか。
理由は簡単である。メンタル効率が良いからである。安心が買える、きっかけができる。ゲンを担ぐと、起きる事象は変わらなくとも、何をするかの行動は変わることがある。
昔はゲンを担がなくとも、神に祈らなくとも、自信があった。何とかなると思っていた。でも、今は現実を知ってしまった。自分より麻雀が強い人はいっぱいいる。黙っていたって彼女ができるわけでもない。そうしてメンタルの弱い自分は、メンタルを補うためにオカルトに頼った。
別にかつ丼を食べたからって打牌が変わった記憶もないが、もし、明日のリーグ戦の前に食べずに行ったらどうなるんだろう。打牌は変わるのかな。少なくともここで不安になっている時点でもうだめだろう。