困ったら立直の天鳳日記

麻雀プロ(特南民)が天鳳位を目指すブログ

自分で考えることができない

せっかくはてなブログをやっているのでこういうのも書いてみましょう。普段は麻雀ばっかりやっています。困ったら立直です。

 

簡単に自己紹介をすると最高位戦日本プロ麻雀協会という団体に所属しているプロ雀士です。

 

月1回ぐらいのペースでリーグ戦が行われ、全5節20半荘(リーグによる)の結果上位数名が昇級、下位数名が降級する仕組みの元戦っています。

 

このようなそれなりにシビアな世界に身を置いているので実力の向上が不可欠です。

 

じゃあどうやって実力を向上させるか。今回のテーマ的に言えばどんな勉強法かというと、今までは大量の戦術本を読んでいました。

 

 

黒いデジタル麻雀 ~現代流データ戦術を斬る~ (マイナビ麻雀BOOKS)

黒いデジタル麻雀 ~現代流データ戦術を斬る~ (マイナビ麻雀BOOKS)

  • 作者:石橋 伸洋
  • 出版社/メーカー: マイナビ
  • 発売日: 2015/04/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

知人から科学する麻雀やブラコン本をもらったりはしましたが、自分で初めて買ったのはこの石橋伸洋プロの黒いデジタルです。石橋プロが好きでプロ団体は最高位戦を選びましたし、推しもパイレーツです。

 

副露者の手出し牌が直前に切られた牌と同じとき、そのマタギは単純両面に当たらないというのを見て当時は戦慄していました。

 

この本から自分は戦術書をどんどん買っていくようになりました。科学する麻雀を皮切りに、この時代から世に麻雀本がどんどん出版されるようになったと記憶しています。

 

そしてこのころから僕は大きな勘違いをするようになっていきました。それは本を読み、実践すればうまくなると勘違いをしていました。

 

語弊がないように書きますが、もともと同じ程度の実力を持つ人間が二人いて、片方が自分より実力が上の人間の持つ戦術を新たに取り入れて実行すれば、その人間のほうがうまくなるはずです。では、両者とも新たな戦術を取り入れていたら?そうしたら両者の実力差は変わらないはずです。

 

僕は絶対的な実力は少しは上がっていたかもしれませんが、鵜呑みにするだけで相対的には変わらないか下がっていたんだでしょう。行動の選択理由はすべて過去の書籍に書いてあったから。そこに自分の考えはほとんどありませんでした。

 

 

フリー麻雀でもネット麻雀でも使える 現代麻雀最新セオリー

フリー麻雀でもネット麻雀でも使える 現代麻雀最新セオリー

 

  

麻雀 勝ち確システム (近代麻雀戦術シリーズ)

麻雀 勝ち確システム (近代麻雀戦術シリーズ)

 

 

雀ゴロK本では親立直相手にでも愚形1300は追っかけ有利というデータがありました。山越本では山越立直なる単騎聴牌即立直という戦術記載されていました。

 

僕はデータは正しいと信じて追っかけ立直を打っていました。山越立直も幾度となくかけました。

 

僕はこの2つを正しく使うことができていませんでした。大事なことはデータを正しく理解すること。選択肢を広げること。

 

愚形1300の追っかけが有利なら先制愚形1300にもそれなりの価値があるということを読み取り、正しく使う。両面両面からの単騎聴牌で即立直を打つ選択肢が存在することを確認する。

 

超メンゼン主義麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)

超メンゼン主義麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)

 

 

今まで、戦術書に書いてあったことは絶対だと思っていた。だけどそうじゃなくてそういう選択肢もあるということだった。このリツミ本のおかげで気づけました。

 

最初にこれを読んだときは曖昧な記述が多くてなんだこれはと思ってました。ただ何度か読むにつれてこの本のすばらしさがわかっていきました。絶対的な選択はなく、気持ち一つで選択は変わってしまう。大事なのはどう考えていたか。

 

そして発信することの重要性も説かれていました。そんな影響をバリバリに受け、今ではYoutubeでの配信やブログを書くようになりました。

 

リツミさんには感謝してもしきれません。発信を始めてから昇段もできました。(すぐ落ちました)

 

昔の自分にとって勉強とは読むことだと思っていました。しかし、今の自分にとって勉強とは考え、発信すること。

 

どちらも勉強といっても問題はないんだろうけど、後者のほうが楽しいね。

 

もし私と同じような方がいたときに少しでも助けになれば幸いです。最後につたない文章ですがここまで読んでいただきありがとうございます。

 

はてなブログ特別お題キャンペーン #学び応援WEEK

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by ギノ